群馬県社会保険労務士会内に「社労士成年後見センター群馬」が設置され、社会保険労務士が法律面や生活面での支援に関するご相談にお応えします。
私たちの生きる社会はあらゆる場面で「契約」をしています。認知症、知的障害、精神障害などによって判断能力が十分でない方々は、自分の財産管理や生活にかかわる契約(たとえば日常の買い物など)を行うことが困難であったり、悪徳商法の被害にあったりするおそれがあります。
成年後見制度は、このような方々が安心して暮らせるように、後見人等(保佐人・補助人含む)が、ご本人の財産管理や身上監護などを行い、生活を支援・保護する制度です。
私たち社会保険労務士は、年金、医療、介護等社会保障制度に関わる国家資格の専門職です。
成年後見制度においても、社会保険労務士として有する他の士業にはない知見を活かし、被後見人等(被保佐人・被補助人含む)の財産を適正に管理するとともに、ご本人らしい生活が送れるよう支援いたします。
高齢化社会が急速に進展していく中で、認知症高齢者や単身高齢者世帯が増加し、成年後見制度においては、親族後見人の選任比率が年々減少する一方、専門知識を持った専門職後見人に対するニーズが高まっています。
1:年金制度に精通しています
成年後見制度の対象となる方々は、年金を受給できることが多く、年金は生活の糧となる重要なものです。
年金制度に精通した社会保険労務士であるからこそ老齢、遺族、障害年金等の裁定請求等の諸手続きは言うまでもなく、年金の加入記録漏れや受給漏れ年金の発掘等の対応ができます。
2:介護保険・医療保険の手続きを通し権利を擁護します
成年後見等の申立ての同期として挙げられている「介護保険の契約のため(施設入所のため)」はその件数が1万件※を超え、申立て件数全体の約2割を占めるまでに至っております。社会保険労務士はその専門性を活かし、介護保険サービスや医療保険の諸手続きを通し、被後見人等の権利擁護に貢献します。
※最高裁判所:成年後見関係事件の概況 http://www.courts.go.jp/about/siryo/kouken/
成年後見人等養成研修の実施・適正な能力担保の継続・賠償責任保険への加入
1:成年後見人の養成及び資質の向上のため、成年後見に必要な倫理、知識、技能の習得を目的とした成年後見人養成研修を実施しています。また、継続的な能力担保のために隔月で勉強会を実施し、年1回の更新研修の受講を義務付けています。
2:不測の事態に備え、家庭裁判所へ提出する成年後見人等候補者名簿への登載者については、成年後見業務担保保険に加入することを義務付けています。
■ご家族・ご親族のみなさま
■施設・病院等のみなさま
ご相談希望の方は、まずは必要事項【(1)氏名 (2)連絡先TELおよび連絡が取れる時間帯(3)住所地の市町村 (4)相談内容 】を記載した用紙(自由様式)をFAXにて送信お願いします。後日ご連絡いたします。
※ご連絡までには数日お時間を頂戴する場合がございますのでご了承ください。
371-0846 群馬県前橋市元総社町528-9
午前 9:00-12:00 / 午後 1:00-5:00
(土日祝・会定休日は除く)